アカウント不要のファイルアップロードリンクを作成する方法
Dropbox、OneDrive、WarpSendでアカウント不要のアップロードリンクを作成。ログインが必要な人、正しいリンクの取得方法、送信者がアクセスできない場合の確認手順を解説します。
アカウント不要のファイルアップロードリンクを作るには、サービスのファイルリクエスト機能を使い、公開アップロードリンクを提出者に送ります。受信側はリクエストの管理にログインが必要ですが、アップロードする人はサービスのアカウントを新規作成する必要がありません。
クライアントから「リンクを開くと登録を求められる」と言われたときは、この区別が重要です。別のフォルダー招待を送っても、同じ問題が続くかもしれません。まずリンクの種類と、誰のアカウントを要求している画面なのかを確認します。
以下ではDropbox、OneDrive、WarpSendの設定方法を紹介します。目的は、サインアウトした状態でも使えるアップロード経路を用意することです。素材一覧や追加提出の依頼文はクライアントへの素材依頼テンプレート、幅広い導入要件はクライアントポータル選定ガイドを参照してください。
受信側のアカウントから始める
リクエストリンクは、外部の提出者を受信側のアカウントにつなぎます。所有者には、十分な容量とファイルを受け取る権限が必要です。送信者の登録手順がなくても、受信サービスの上限や料金がなくなるわけではありません。
作成前に提出物の保存先を決め、案件が分かるタイトルを付けます。提出物の受信先は、クライアントにダウンロードや編集を許可するフォルダーと分けてください。アップロード専用のリクエストと、共有ワークスペースへの参加は異なる用途です。
既存サービスの収集機能が要件を満たすなら、それを利用できます。新たなツールを導入する前に、使用するアカウントと組織の共有ポリシーを確認します。
利用するサービスでリクエストを作成する
Dropbox
受信側のDropboxアカウントで File requests → New request を開きます。タイトルと受信フォルダーを指定してリクエストを作成し、そのリンクをコピーします。
Dropboxの公式手順では、アップロードする人にDropboxアカウントは不要とされています。受信側の空き容量、プランごとのリクエスト上限、保存先に既に設定されている共有範囲を確認してください。通常の共有フォルダー招待とは別の機能です。
職場または学校向けOneDrive
受信フォルダーを選択し、Request files を実行します。必要な資料を説明し、共有の手順に進んでリクエストリンクをコピーします。Microsoftの説明にあるアップロード専用の経路で、家庭向けOneDriveでは利用できません。
Request files が表示されない場合は、管理者に確認します。Microsoftの利用条件には、Anyoneリンクの有効化と、対応するテナント・サイト設定が含まれます。単発の収集のために組織全体の共有制御を緩めるべきではありません。提出者のログインを必須とするポリシーなら、承認された別の方法を使ってください。
WarpSend
WarpSendアカウントで File Requests → Create request を開きます。
- Request title を入力し、必要な資料を説明欄に記載します。
- クラウド受信箱を受信先にするか、Automatically save to an endpoint を有効にして、エンドポイント、Share、フォルダーを選びます。提出物はクラウド受信箱に到着した後、エンドポイントに保存されます。
- Advanced options で送信者情報、パスワード、有効期限、提出ごとのサイズ・提出回数、保存期間を確認します。
- 作成後に Copy link を使います。アカウント内の管理ページのアドレスではなく、この公開リンクを送ってください。
提出者はリンクを開き、ファイルを選んで Send files を押します。WarpSendのアカウントやアプリは不要です。ただし、氏名、メールアドレス、パスワード、アップロードの確認操作を求められる場合があります。これらは送信者のアカウントを作成する手順ではありません。
受信にはFile Requests、ダウンロードリンクによる配布にはWarpShareを使います。受信アカウントに適用される料金と利用枠も確認してください。機密資料にエンドツーエンド暗号化が必要なら、WarpSignetを使ってリクエスト作成時にそのモードを選択します。リクエストのパスワードだけでは有効になりません。詳細はセキュリティガイドに説明があります。
クライアントが実際に見る画面から原因を確認する
送る予定のリンクをそのまま、受信サービスからサインアウトした別のブラウザーセッションに貼り付けます。所有者としてログイン済みのタブだけで確認しないでください。
| 表示された画面 | 確認すること | 次の対応 |
|---|---|---|
| 自分のダッシュボードやリクエスト編集画面 | 管理用アドレスをコピーした可能性 | リクエストのリンク取得操作に戻り、公開URLを確認する |
| メンバー参加を求めるフォルダー招待 | 収集ではなく共有ワークスペースへのアクセスかもしれない | 提出だけが目的なら、ファイルリクエストを作成する |
| プレビューまたはダウンロード画面 | 既存ファイルを配布するリンク | 受信用のリンクを別途作成する |
| 氏名やリンクのパスワードを求めるアップロードフォーム | サービス登録ではなく、リクエストの入力項目の場合がある | 所有者に必要事項を確認し、新しいログインを勝手に作らない |
| 組織へのログインを必須とする画面 | 選んだ経路やポリシーが認証を求めている可能性 | 所有者にリンクの種類と許可されたアクセス方法を確認してもらう |
| 閉鎖済み、期限切れ、上限到達のリクエスト | アカウントの有無に関係なく収集できない状態 | 再試行の前に、所有者が状態と容量を確認する |
これは原因を切り分けるための表であり、すべてのログイン要求に同じ原因があるという意味ではありません。問題を伝える際は、表示されたエラー文と試した時刻を残してください。非公開のリクエストURLは、案件で認められた連絡経路だけで共有します。
小さな提出物でサインアウト時の経路を確認する
機密情報を含まない、名前が分かりやすいサンプルファイルを使います。サインアウトした状態で選択・送信し、完了メッセージを待ちます。その後、所有者のアカウントに戻り、指定の保存先に同じファイルがあることを確認して開きます。これで利用できるファイルとして届いたかを確かめられます。
クライアントがスマートフォンを使うなら、同じ手順をスマートフォンでも確認します。ファイル選択画面から選べる場所はデスクトップと異なることがあります。別のアプリで見える資料が、そのまま選べるとは限りません。必要な元ファイルにアクセスできるか確認してください。小さな試験で分かるのはアクセスと受信経路であり、本番の大容量データの転送性能ではありません。大量の選択や中断への対応はブラウザーアップロードガイドを参照できます。
提出物の公開範囲も別に確認します。アカウント不要というだけでは、誰がリンクを使っているか、他の資料をどこまで見られるかは分かりません。例えばMicrosoftは、サインインしていない送信者が入力する氏名は検証されないと説明しています。本人確認が必要な仕事なら、承認された確認手段を使ってください。見慣れた案件名やロゴだけでは不十分です。
最後に、アップロード完了と作業先への到着を区別します。WarpSendの Files sent は、提出物が受信者の受信箱に届いた状態です。ワークステーションやNAS上のコピーが必要なら、所有者はそちらへの保存完了も確認します。
確認済みのリンクに、短いファイル一覧、期限、エラー時の連絡先を添えて送ります。合意した資料を受け取るまでリクエストを有効にし、その後はサービスの収集制御で受付を止めます。アップロード経路を閉じることと、受け取ったファイルを削除することは別の判断です。
よくある質問
アカウント不要なら、受信側もアカウントを作らなくてよいですか?
いいえ。ここで紹介するサービスでは、受信側はログインしてリクエストを作成・管理します。ファイルを提出する人は、公開アップロードリンクからサービスのアカウントを新規作成せずに送信できます。
アップロードリンクなのに、クライアントにログインが求められるのはなぜですか?
フォルダーへの招待、所有者用の管理URL、ダウンロードリンクではなく、公開ファイルリクエストのリンクをコピーしたか確認してください。組織のポリシーで認証が必要な場合もあります。送付前に、そのリンクをサインアウトしたブラウザーで確認します。
氏名やパスワードを入力すると、送信者のアカウントが作成されますか?
いいえ。リクエストでは、アカウント登録なしでも送信者情報やリンクのパスワードを求められます。入力情報が本人確認済みとは限らず、リンクのパスワードだけでエンドツーエンド暗号化が有効になるわけでもありません。
スマートフォンでもアップロードリンクを使えますか?
実際のリクエストをスマートフォンのブラウザーで試してください。ファイル選択画面から必要な元ファイルを選べること、送信と完了確認まで進めることを確認します。完了まではページを開いたままにし、中断後の復旧はサービスとブラウザーの仕様を確認してください。