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1TBの転送にかかる時間は?計算ツール

100 Mbps、1 Gbps、10 Gbpsで1TBの転送にかかる時間を計算し、実際の回線利用率とプロトコルのオーバーヘッドを反映できます。

WarpSend エンジニアリング レビュー Charlie 更新 6 分で読めます

1 TB の素材やバックアップをいつまでに送れるかは、転送中に維持できる速度で決まります。1 Gbps を維持できれば、データ本体だけの理論下限は 2 時間 13 分 20 秒。回線の 80% を使う想定なら、約 2 時間 47 分です。

80% は計画用の仮定であり、一般的な回線の保証値ではありません。実測値がある場合は、その値で計算してください。

以下の計算ツールで、ファイルサイズ、回線速度、想定利用率を指定して見積もれます。

計算ツール

転送時間を見積もる

ブラウザー内で計算

持続スループットの実測値がない場合は、70〜85% で計画してください。

計画値 2 時間 46 分 40 秒 回線速度の 80% で計算
理論上の最短時間 2 時間 13 分 20 秒 データ本体のみを回線速度いっぱいで送った場合
持続転送速度 100 MB/s 実効スループット 800 Mbps

これはネットワーク上の転送時間の見積もりで、WarpSend の性能を保証するものではありません。ファイル数、遅延、パケットロス、ストレージ速度、暗号化、検証、ほかの通信との競合によって結果は変わります。

一般的な回線速度で1TBを転送する時間

表は10進数の1 TB(1,000 GB)を使用しています。計画値は、契約回線速度の80%を転送中に維持できると仮定したものです。

回線速度理論上の最短時間利用率80%の計画値
100 Mbps22時間13分20秒27時間46分40秒
500 Mbps4時間26分40秒5時間33分20秒
1 Gbps2時間13分20秒2時間46分40秒
2.5 Gbps53分20秒1時間6分40秒
10 Gbps13分20秒16分40秒

これはネットワーク上の転送時間です。送信元の読み出し、受信先でのファイル作成、暗号化、検証、輻輳、再送には別の時間が加わります。

ファイル転送時間の計算式

基本式は次のとおりです。

時間(秒)= ファイルサイズ(bit)÷ 実効転送速度(bit/秒)

1 TBを1 Gbpsで転送する場合:

1,000,000,000,000 bytes × 8 ÷ 1,000,000,000 bits/s = 8,000秒

8,000秒は2時間13分20秒です。

利用率80%で計画する場合:

8,000秒 ÷ 0.8 = 10,000秒

これが2時間46分40秒という見積もりになります。

MbpsとMB/sは別の単位

インターネット回線は通常、**megabits per second(Mbps)またはgigabits per second(Gbps)で表記されます。ファイルマネージャーはmegabytes per second(MB/s)**を表示することが一般的です。

1 バイトは8 bitなので:

  • 100 Mbpsの理論上限は12.5 MB/s。
  • 1 Gbpsの理論上限は125 MB/s。
  • 10 Gbpsの理論上限は1.25 GB/s。

利用率80%なら、1 Gbpsの経路で運べるデータ本体は約100 MB/sです。

TBとTiBは異なる

この記事では10進単位を使用します。

  • 1 TB = 1,000,000,000,000 バイト
  • 1 TiB = 1,099,511,627,776 バイト

1 TiBには1 TBより約9.95%多いデータが含まれます。1 Gbps、利用率80%なら、その差だけで約16分増えます。

計算ツールではどちらの単位も選択できます。

実際の転送が長くなる理由

契約回線速度とアプリの実効速度は同じではない

「1 Gbps」という表記は、特定条件での回線速度です。共有トラフィック、Wi-Fi、VPN、レート制限、経路、プロバイダー側の混雑によって、1つの転送に使える速度は低下します。

長距離の遅延で帯域が空くことがある

高帯域の経路を使い切るには、確認応答が戻るまで十分な未確認データを送信中にしておく必要があります。この関係を帯域遅延積と呼びます。

最近の転送方式は、大きなウィンドウ、複数フロー、QUICなどで処理を継続します。重要なのは「回線速度はいくつか」だけでなく、「このアプリがこの経路で維持できる実効転送速度はいくつか」です。

詳しくは長距離高速ファイル転送ガイドをご覧ください。

ファイル数で結果が変わる

1 TBの単一ファイルと、100万個の1 MBファイルは、データ本体がほぼ同じでも同じ仕事ではありません。

各ファイルでメタデータ、送信元と受信先の開始・終了処理、検証、ネットワーク調整が発生します。高遅延経路では、ファイルごとの待ち時間がデータ転送時間を上回る場合があります。

数千個の小さいファイルの転送が遅い理由も参照してください。

ストレージがボトルネックになる

10 Gbpsの理論上限は1.25 GB/sです。一方のストレージが、ファイルシステム処理や検証を含めて400 MB/sしか維持できなければ、ネットワークを速くしても10 Gbpsの最短時間では終わりません。

暗号化と検証にも処理能力が必要

暗号化、コンテンツハッシュ、ファイル全体の検証は必要な処理ですが、CPUとストレージ帯域を使います。意味のあるベンチマークでは有効にしたまま測定してください。

利用率には何%を入力すべきか

実際のアプリで測った持続速度を、回線速度で割った値を使います。1 Gbps の回線で 800 Mbps を維持できたなら 80% です。計測には本番と同じファイル構成、経路、暗号化設定を使ってください。

測定前なら、たとえば 50%、70%、90% の複数シナリオを比較し、必要な余裕を確認できます。これらは感度を見るための仮定であり、回線や製品を分類する性能基準ではありません。ファイル列挙や最終検証など、データ転送以外の時間も別に見積もります。

この計算ツールは、製品名だけからWarpSend、FTP、SFTP、Asperaの性能を予測しません。実測した利用率を入力するか、保守的な計画値を使ってください。

NASの具体例として、制約のあるWANへ初回レプリカ全体を送る代わりに、USBドライブでSynology Snapshot Replicationを初期シードする方法も確認してください。

見積もり精度を上げる方法

  1. 実際の送信元と受信先の間で経路を測定する。
  2. 近くの速度測定サーバーではなく、アプリの持続転送速度を記録する。
  3. 単一大容量ファイル、中規模ファイル一式、多数の小ファイルなど、本番と同じファイル構成を使う。
  4. 暗号化と検証を有効にする。
  5. ジョブの開始処理、接続、最終検証を総所要時間に含める。
  6. 複数回実行し、中央値を使う。

現行版を同じファイル、経路、ストレージ、保護設定で比較してください。転送区間の速度と、受信者が検証済みファイルを使えるまでの時間を分けて記録します。WarpSend と FTP の測定方法では比較の手順を説明しています。FTP の結果は SFTP や Aspera の性能を示すものではありません。

よくある質問

100 Mbpsで1TBをアップロードすると何時間かかりますか?

理論上の最短は22時間13分20秒です。利用率80%を維持できる想定なら、約27時間47分を見込んでください。

1 Gbpsで1TBを転送すると何時間かかりますか?

理論上の最短は2時間13分20秒です。利用率80%なら約2時間47分です。

10 Gbpsで1TBを転送すると何分かかりますか?

理論上の最短は13分20秒です。送信元、受信先、CPU、ストレージが必要速度を維持できる場合、利用率80%で約16分40秒です。

遅延は数学上の最短時間を変えますか?

データ本体だけの式には遅延を含みません。実際には、ウィンドウが小さい場合や、ファイルごとの処理が直列化される場合、遅延によって実効速度が下がります。その影響は、実測に基づく低い利用率として反映してください。

計算ツールはファイルをアップロードしますか?

いいえ。ブラウザー内で計算するだけで、ファイルを読み取ったりアップロードしたりしません。

実際の経路でWarpSendを試し、計画上の仮定を測定した持続転送速度に置き換えてください。